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ボストンマラソンテロ事件の捜査状況

「重く、黒っぽいバッグを持った人物」。16日の記者会見でFBIの捜査官が市民に情報提供を呼びかけた。現場で黒いナイロンが見つかっており、それが「爆弾」を運ぶのに使われたバッグのものと見られるからだ。



 ナポリターノ国土安全保障長官もこの日「広範なテロ計画の一部だと示すものはない」と発表。通常は「成功した」と誇る国際的なテロ組織による犯行声明が出ていないことも「個人や小規模なグループの犯行では」というテロ専門家らの見方を支えている。

 一方、圧力鍋爆弾は国際テロ組織アルカイダが「安くて効果的」なテロ手段として推奨。中東や南アジア、北アフリカなど世界中で広く使われてきた。米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、アフガニスタンのテロリストキャンプで製造方法が教えられていたこともあるという。

 そのため米国土安全保障省は04年、「圧力鍋爆弾は入手が簡単な材料で製造される」と警戒を呼びかけていた。

 実際、米南部テキサス州で11年、陸軍基地の攻撃を計画していたとして陸軍上等兵が逮捕されたが、この兵士はアルカイダ系の雑誌で紹介された圧力鍋爆弾の材料を収集。

 米国ではいずれの材料もディスカウントショップや銃販売店で購入可能で、「費用は100ドル(約1万円)程度」(米紙ワシントン・ポスト)。購入ルートから犯人を特定することについて、捜査当局者は「長い時間がかかる」と見ている。FBIが市民からの情報提供を重視するのは、こうした背景がある。

 圧力鍋爆弾は日本国内の事件で実際に使われたことはないが、86年10月に岩手県内の過激派施設で製造され、宮城県で押収されたことがある。高まった圧力が一気に噴き出すため威力が強い。
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